花粉の季節に帰宅し洗顔のタイミングを考える女性

SMART COSME / POLLEN & CLEANSING

花粉の時期、洗顔を増やす?
帰宅後の1回を「前倒し」する方法

仕事から帰った18時。コートを脱ぐと、頬や目元がなんとなく気になる。できればすぐ顔を洗いたいけれど、入浴はもう少し後です。

「今洗ったら、朝・帰宅後・寝る前で一日3回になる。さすがに洗いすぎでは?」と、洗面台の前で手が止まることはありませんか?

洗顔回数を一律に増やすのではなく、帰宅後の洗顔を“夜の洗浄の前倒し”として考えます。

帰宅後に、その日使ったメイクや日焼け止めを表示に合う方法で落とし、洗顔後の保湿まで済ませます。その後に再外出、強い発汗、再メイクなどがなければ、就寝前という時刻だけを理由に同じ洗浄を自動で重ねる必要性は低くなります。

回数の正解を探すより、「帰宅後に何を落としたか」「洗った後に何が新しく付いたか」で、その日の流れを決めていきましょう。

01 / WHY

なぜ「帰宅後にも洗う」と、洗いすぎやすくなる?

厚生労働省の花粉症Q&Aでは、外出から帰った後に洗顔して、顔へ付着した花粉を落とす考え方が示されています。

ただし、帰宅後の洗顔をいつもの夜ケアへ“追加”すると、朝、帰宅後、入浴時と同じ洗浄を重ねやすくなります。落としたい気持ちは自然でも、同じものを何度も落とそうとすれば、肌へ触れる回数や洗浄剤へ触れる機会も増えます。

帰宅後から就寝までを、一続きの夜ケアとして見ます。
花粉の時期だから普段の夜ケアを残したまま洗顔だけを足すのではなく、帰宅後に夜の洗浄と保湿を前倒しする考え方です。

日本皮膚科学会の一般的な洗顔案内でも、強くこすったり、極端に何度も洗ったりする必要はないと説明されています。大切なのは、回数だけではなく、その日に落とすものと洗い方を確認することです。

02 / CHECK

まず確認するのは、帰宅後に何を落とすか

玄関へ入ってすぐ顔を洗いたくなっても、最初に確認したいのは洗顔回数ではありません。その日の顔に何が残っているかです。

MAKEUP / UV

メイク・日焼け止め

使用製品の表示に、クレンジングが必要か、洗顔料で落とせるかが書かれていないか確認します。

BARE FACE

すっぴんの日

汗、皮脂、ほこりの状態と普段の洗顔料の表示を確認し、強い洗浄を一律に足しません。

SKIN REACTION

肌の反応

赤み、はれ、かゆみ、痛み、強いヒリつきなどがある日は、新しい製品の比較から切り離します。

花粉が気になるからとクレンジング時間を長くする、目元や小鼻を何度も往復する、落とした後に強い洗顔を足す、といった“念入りさ”を増やす必要はありません。

03 / SHIFT

帰宅後の洗顔から保湿までを夜のケアとして前倒しする3段階

帰宅後の洗顔と保湿を、夜ケアとして前倒しする

帰宅後に洗顔したのに、入浴時にも洗顔料へ手が伸びる。これは汚れを確認した結果というより、「お風呂では顔を洗うもの」という習慣で動いていることがあります。

01

表示に合う方法で、その日に落とすものを落とす

メイクや日焼け止めの有無を確認し、必要なクレンジング・洗顔を行います。落ちたか不安だからと、指で何度もこすって確認しません。

02

洗顔後の保湿まで済ませる

洗顔だけを前倒しし、保湿は寝る前まで待つのではなく、洗顔後は普段の保湿へ戻ります。花粉期分として量を上乗せせず、製品表示の使用量を基準にします。

03

入浴時は「再び何が付いたか」を見る

外へ出ていない、メイクを塗り直していない、多量の汗もかいていないなら、就寝前という時刻だけで同じ洗浄を自動で重ねない選択肢を持てます。

入浴時に顔へお湯がかかる場合も、熱い湯を長く当てる、タオルでこする、洗顔料を習慣で追加する行動は避けます。

04 / BEDTIME

洗顔後に再外出、発汗、再メイクがあったかを確認する図解

就寝前にもう一度洗うかは「再付着」で決める

帰宅後に一度ケアを終えた後、すべての日を同じ扱いにする必要はありません。再び外出した、運動や家事で多く汗をかいた、メイクや日焼け止めを重ねた、髪や整髪料など顔へ触れるものが付いた。このような日は、何が顔へ残っているかをもう一度確認します。

ここでも「花粉の季節だからもう一回」とは決めません。再使用した製品の表示や、汗・付着物の状態から必要な落とし方を選びます。

洗顔後に新しく付着したものが見当たらないなら

同じ洗浄を重ねるより、触らずに過ごす方が肌へ加える工程を減らせます。「何時だから洗う」ではなく、「洗った後に何が付いたか」で判断します。

05 / BOUNDARY

赤み、はれ、かゆみ、強いヒリつきは洗顔回数より肌の反応を優先する図解

洗顔回数の工夫から切り離したいサイン

花粉の時期に顔が気になる場合でも、すべてを洗顔方法だけで解決しようとしないことが大切です。

赤みやはれが続く、かゆみや痛みが強い、目元や口元に強い刺激を感じる、ただれや水ぶくれがある、使用中の化粧品を使うたびに症状が出る。このような場合は、洗う回数や美容液の組み合わせを試し続けません。

化粧品を変え続けると、何が刺激になったか分かりにくくなる場合があります。使用を中止し、症状が続く、強い、広がる場合は医療機関へ相談してください。

06 / CONCLUSION

帰宅後の一回を決めれば、花粉期の夜は迷いにくくなる

花粉の時期だから洗顔を一回追加する、と考えると、帰宅後と就寝前の両方で同じ工程を重ねやすくなります。

帰宅後に、その日に落とすものを表示どおり落とす。保湿まで済ませる。就寝前は、洗った後に新しく何が付いたかを見る。

この順番なら、「洗わずに残す」か「何度も洗う」かの二択になりません。外出後に落とすことと、必要以上に工程を増やさないことを、同じ夜の中で整理できます。

07 / NEXT

敏感に傾いた日の落とし方まで確認したい方へ

帰宅後に落とすタイミングが決まっても、メイクや日焼け止めをどのクレンジングで落とすか迷う場合があります。肌が敏感に傾いた日に使うクレンジングの選び方を、摩擦や使用感を含めて確認できます。

注意事項

この記事は、花粉飛散時期の外出後に行う一般的な洗顔・保湿の考え方を整理したもので、花粉症、皮膚炎、アレルギー等を診断・治療するものではありません。肌状態や使用製品は人によって異なります。使用方法・使用量・クレンジングの要否は各製品の最新表示を優先してください。赤み、はれ、かゆみ、痛み、ただれ等がある場合や症状が続く場合は、セルフケアの比較を続けず医療機関へ相談してください。

参考・確認資料

厚生労働省「花粉症Q&A」

https://www.mhlw.go.jp/new-info/kobetu/kenkou/ryumachi/kafun/ippan-qa.html

公益社団法人日本皮膚科学会「にきび Q18 不潔だからにきびができるのですか?洗顔方法は?」

https://qa.dermatol.or.jp/qa3/q18.html

日本皮膚科学会「アトピー性皮膚炎診療ガイドライン2018」

https://www.dermatol.or.jp/dermatol/wp-content/uploads/xoops/files/guideline/atopic_GL2018.pdf

企画・編集:Smart Cosme編集部