洗面台でスマートフォンを置き、自分の手に気づく30代女性

SMART COSME / CLEAN START

スキンケア前に手洗いは必要?
「洗った後に何へ触れたか」で決める衛生習慣

入浴後、顔はきれいに洗った。化粧水を取ろうとして、さっきまでスマホを触っていた手に気づく。そこで一度手を洗っても、今度は髪をまとめたり、引き出しを開けたりして、「また洗った方がいい?」と止まってしまう。

清潔に使いたい気持ちはあるのに、どこまで気にすればよいか分からなくなることはありませんか?

スキンケア前は手を洗います。ただし、回数ではなく「開始ライン」で決めます。

必要な物を出してスマホを置く。手を洗う。清潔なタオル等で乾かす。そのまま顔と化粧品へ進む。途中で汚れが気になる別の物へ触れた時だけ、洗う・乾かすへ戻ります。

手洗いの回数を先に決めるのではなく、洗った後に何へ触れたかを見れば、気にしすぎることなく判断しやすくなります。

01 / START LINE

洗う、乾かす、顔と化粧品へ進む、必要時に戻る四工程の図解

WASH–DRY–TOUCH–RESET

WASH

洗う

始める直前に、石けんと流水で手全体を洗います。

DRY

乾かす

濡れたまま進まず、清潔なタオル等で乾かします。

TOUCH

進む

製品表示どおりに化粧品を取り、顔へなじませます。

RESET

戻る

途中で汚れが気になる物へ触れた時だけ、開始ラインへ戻ります。

すべての接触を危険と決める必要はありません。「このまま顔や中身へ触れるのは気になる」と感じる物へ触れた時の戻り先を、先に決めておきます。

02 / THREE ROUTES

手洗い後にそのまま進む、戻る、液の接触を別判断へ渡す三つの出口

今の手は、三つの出口で判断する

1

そのまま進む

洗って乾かした後、別の物へ触れていない。製品表示どおりにスキンケアへ進みます。

2

開始ラインへ戻る

スマホ、取っ手、ペット、ゴミなどへ触れた。顔や化粧品へ戻る前に、洗う・乾かすへ戻ります。

3

接触後を別に判断

先端や液が手・頬へ触れた。手洗いだけでは現在地が変わらないため、液と容器の扱いを別に確認します。

手を洗い直すことと、外へ出た液や触れたスポイトの扱いを決めることは別です。液を吸い戻したり、自己流で消毒したりしません。

03 / PREPARE FIRST

スマートフォンを伏せ、化粧品と清潔なタオルを先にそろえた洗面台

洗う前に三つ準備すると、
やり直しが減る

手を洗った後に必要な物を探すほど、スマホや引き出しへ触れる機会が増えます。先に次の三つを整えます。

  • 使う化粧品を、表示が確認できる向きで出す
  • スマホは操作を終え、洗面台から少し離して置く
  • 手を乾かす清潔なタオル等を決める

完璧な洗面台を作る必要はありません。洗う前に準備し、洗った後の動線を短くするだけです。

04 / CLEAN, NOT STERILE

石けんと清潔なタオル、自己流で足さないアルコールやスポイト処置の境界

清潔は、消毒を増やすことではない

衛生が気になると、容器をアルコールで拭く、スポイトを水洗いする、ティッシュで先端をこするといった処置を足したくなります。しかし、材質や容器設計、内容物との相性、メーカーが確認した手入れ方法は商品ごとに異なります。

家庭で化粧品を無菌にすることや、見た目だけで品質を診断することはできません。まずは手を清潔に洗って乾かし、各製品の表示どおりに扱います。

容器や液について不明点がある場合は、自己流の処置を増やさずメーカーへ確認してください。

05 / RETURN

洗面台で清潔なタオルを使って手を乾かす30代女性

迷ったら、開始ラインへ戻る

スキンケア前の手洗いは、何度も繰り返す競争ではありません。

使う物を出す。スマホを置く。手を洗う。乾かす。そのまま顔と化粧品へ進む。

途中で動線が外れたら、一度戻ればよい。毎回守れる短い開始ラインが、清潔に使い続ける習慣になります。

06 / AFTER CONTACT

すでに先端や液が触れていたら

本記事は、顔や化粧品へ触れる前の手の動線を整える記事です。スポイト先端や液がすでに外へ触れた場合は、残った液の場所と接触の有無を分けて判断します。蓋を開けたままにした場合は、開放時間・置き場所・接触の情報を別に整理します。

注意事項

この記事は、化粧品を使う前の一般的な手指衛生と生活動線を整理するものです。家庭で化粧品の微生物汚染、品質、安全性、使用可否を診断するものではありません。容器、スポイト、使用方法、手入れ、保管は各商品の最新表示とメーカー案内を優先してください。購入時・開封時と異なる臭い、変色、分離、感触等がある場合は使用を避けてください。使用中または使用後に赤み、はれ、かゆみ、刺激等の異常が現れた場合は使用を中止し、必要に応じて皮膚科専門医等へ相談してください。

参考・確認資料

日本化粧品工業会「化粧品を使うときに注意していただきたいこと」

https://jcia.org/user/public/basis/use

American Academy of Dermatology “How to control oily skin”

https://www.aad.org/public/everyday-care/skin-care-basics/dry/oily-skin

Centers for Disease Control and Prevention “About Handwashing”

https://www.cdc.gov/clean-hands/about/index.html

Centers for Disease Control and Prevention “Handwashing Facts”

https://www.cdc.gov/clean-hands/data-research/facts-stats/

企画・編集:Smart Cosme編集部